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断っても嫌われない⁉ 心を守るアサーティブの話
勇気の出る「アサーティブな10の権利」 はじめに「断れなくて、つい“いいですよ”って言ってしまう…」「言いたいことを飲み込んでモヤモヤ…」 そんな経験、みなさんもありませんか。 私自身も自己主張はあまり得意ではなく、海外でのやり取りとなると英語や文化の違いによる誤解を恐れて、言いたいことをあきらめてしまうことがしばしばあります。 でも実は、心理学的には 自分の気持ちを正直に伝えること(=アサーティブ) が、健全な人間関係と心の健康にとても大切だとわかっています。 アメリカの心理学者 マヌエル・J・スミス さんは、その考えを「アサーティブな権利章典(Bill of Assertive Rights)」としてまとめました。今日はその10の権利を、日本人にも身近に感じられるよう、日常の例と一緒にご紹介します。 アサーションとは何か? 心理学の分野で「アサーション(assertion)」とは、自分も相手も尊重しながら、率直で誠実な自己表現をすること を意味します。 アサーティブな人は、攻撃的でもなく、受け身でもない、その中間に立つことができます。 研究でも、受け身的な人ほどストレスや抑うつを抱えやすく、攻撃的な人は対人トラブルや怒りのコントロールに問題を抱えやすい ことが報告されています(Speed et al., 2018; Ames et al., 2017)。一方で、アサーティブな表現ができる人は、自己効力感(self-efficacy)や満足感が高い ことが示されています。 アサーティブな10の権利 日本人にとってのアサーティブ 先日、学校の授業で日系企業に勤めるシンガポール人のクラスメートから 「日本人は特に “和を大切に” “相手に迷惑をかけない” が美徳とされる傾向があるから、自己主張しづらいよね」 と気を使いながら指摘されたことがあり、やはり海外からはそう思われているのだ、と改めて気づかされました。 日本社会では「空気を読む」「相手を優先する」が強調されるため、アサーティブは少し勇気が要るかもしれません。でも、アサーティブは「自分だけ」でも「相手だけ」でもない、“ちょうどいい自己表現”。 「ノー」と言えるようになることは、わがままではなく、お互いに気持ちよく生きるための第一歩 なんです。 まとめ アサーティブな態度を身につけると: 自分も相手も大切にできる人間関係を作れます。 まずは、小さな一歩として 「ノーと言ってもいいんだ」 と思うことから始めてみませんか?😊 📚 参考文献
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泣ける映画が必要なわけ
感情をストレートに表現しづらい時代に生きる私たち 「泣ける映画」という言葉を映画紹介などで目にすると、いつも考えさせられます。人はエンターテイメントであれば、お金を払ってでも安心して涙を流そうとします。でも、自分自身のことになると話は別。社会の中で感情をそのまま表現することは許されず、泣きたいときに泣けないどころか、時には正反対の感情を装わなければならないことさえあります。 そんな行き場を失った感情は、消えることなく私たちの心の奥に留まり、解放される瞬間を待っているのかもしれません。だからこそ現実社会において、「泣ける映画」が涙を流すための安全な通路になっているのだと感じます。 涙がもたらす効果 コルチゾールとは? コルチゾールは副腎から分泌されるホルモンで、ストレスに対応するために血糖値を上げたり炎症を抑えたりします。短期的には必要な反応ですが、長期間高い状態が続くと、不眠・免疫力低下・抑うつ・記憶力低下・高血圧など、心身に悪影響を及ぼします。 だからこそ、涙を通してコルチゾールを排出し、心身のバランスを取り戻すことはとても大切なのです。 📖 参考文献:Frey, W. H., DeSota-Johnson, D., Hoffman, C., & McCall, J. T. (1981). Crying: The mystery of tears. American Journal of Ophthalmology, 92(4), 507–511. まとめ 涙は、心と体を守る自然な回復反応です。泣きたいときには我慢せず涙を流すことで、神経系が落ち着き、ストレス物質が排出され、心身の健康を保つことができます。 もし安心して感情を解放できる場があるなら、それは映画でなくても大丈夫。大切なのは「涙を通して心を解放することは健康的な行為」とリフレーミングすることです。 感情を抱え込まず、時には涙にゆだねて心を軽くしてみてはいかがでしょうか。🌿✨
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ストレスと英語学習の意外な関係
英語学習に苦労している方、多いのではないでしょうか? 私もその一人ですが、特に海外に住んでいると、いやでも英語を話さなきゃいけない場面に出くわしますよね。日本にいた時なら当たり前にできていた会話も、うまく言葉が出てこなかったり…。 気がつけば会話のスピードについていけない、グループの輪に入れない、笑いのタイミングが合わなくて「アレ?自分だけズレてる?」なんてことも。 そんな経験から、「大人になってからの英語学習って、ほんとに大変だなあ…」と痛感している方も多いのではないでしょうか。ちょっと変わった「効果的(?)」な学習法を試してみたら、意外と成果が出たので紹介します。 その名も―― エスケープラーニング(Escape Learning)! エスケープラーニングEscape Learningって? ルールはシンプル。ストレスを感じた瞬間に、あらかじめ準備しておいた単語帳アプリを開いて、現実回避してこっそり暗記を始めるだけ。名前も勉強法も私がかってにつくったものです😅 でもなぜこれが効いたのか?実はちゃんとした脳科学的な裏付けをもとに実践しているからです。 私たちが緊張したり焦ったりすると、脳内では ノルアドレナリン(norepinephrine) という神経伝達物質が大量に分泌されます。この物質は「非常事態に備えて脳を研ぎ澄ませる」役割を持ち、集中力や記憶形成を促進することが知られています(Tully et al., 2010; Goldfarb et al., 2018)。 ただし現代社会のストレス源は「心ない一言」や「電車の割り込み」など、命に関わる危機とはほど遠いものばかり。それなら―― その脳内のゴールデンタイムを暗記に使ってしまえ! という発想が、このストレス暗記法の出発点です。 習慣化のポイント この方法の面白いところは、意外と習慣化しやすい点です。 最初は「嫌なことがあった時に単語帳を開く」なんて不自然に思えるかもしれません。でも一度「覚えられた!」という体験をすると、それが小さな報酬になり、だんだんとルーティン化していきます。 心理学ではこれを オペラント条件づけ と呼びます。「行動 → 成功体験 → 報酬 → 習慣化」のサイクルが回り始めると、次にストレスを感じた時も「今こそ暗記のゴールデンタイム!」と自然に単語帳を開くようになるのです。 ストレス暗記法のメリット 注意点もあります Flight for Learning(学びのための逃走) 私はこの方法を勝手に 「Flight for Learning(学びのための逃走)」 と呼んでいます🏃♂️➡️ 世の中には「正面から向き合う必要のない出来事」がたくさんありますよね。そんな時はあえて「逃げる」ことも立派なスキル。 どうせ逃げるなら、その行動を「脳内ケミカルを有効活用した学習習慣」に変えてしまえば――ストレスも和らぎ、英語力も伸びる、一石二鳥の方法になるのではないでしょうか? 💡 まとめ 📚 参考文献(一部)